channelSriLanka スリランカ情報

20 March 2019 Wed

ポロンナルワ Polonnaruwa

 スリランカ北部・中央地帯に位置するポロンナルワは、中世シンハラ王朝の都が築かれた街です。

 現在では旧市街地に加え、新市街地には教育機関、政府系機関を擁し、スリランカ北部第二の規模を誇っています。大自然と湖畔周辺に点在する古代遺跡は、まさに幻想的で、清潔な街並みと相なり、多くの観光客から賞賛を浴びています。

歴史

993年 南インド・チョーラ王朝はアヌラーダプラを征服、南東およそ100キロメートルに位置するポロンナルワに機能を移転、新たな活動の拠点とします。

1070年 シンハラ王・ウィジャヤバーフ一世は、チョーラ王朝を追放。再び政治的権力を手中に収めると、ポロンナルワをアヌラーダプラに代わるシンハラ王朝の首都として定めます。

その後、パラークラマバーフ一世王(1153-1186)の時代を迎えると、自給自足を可能にした巨大貯水湖「パラークラマ・サムドゥラ」に代表される灌漑システム、そして数々の遺跡を今に伝える、壮大な仏教文明都市として黄金時代を迎えることとなります。

しかし繁栄は長く続かず、13世紀には再び南インド系王朝の侵略を度々受け、ついにシンハラ王朝はポロンナルワを放棄。以後、衰退の一途をたどることになります。

他都市からポロンナルワへのアクセス

都市名 距離(km) その他
コロンボ 215  
キャンディ 140  
アヌラーダプラ 100  
シギリヤ 70  
ダンブッラ 70  

ユネスコ世界文化遺産

中世に黄金時代を迎えた大遺跡群は、1982年「古代都市ポロンナルワ」として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。

クォードラングル Quadrangle

ポロンナルワ遺跡のハイライト。城壁に囲まれた内部には、仏歯寺をはじめとする12もの仏教遺跡があり、当時の中心地だったと言われています。

ガル・ヴィハーラ Gal Vihara(rock temple)

巨大な花崗岩に彫刻された大石像、「座像(高さ4.6m)」「立像(高さ7m)」「涅槃像(全長14m)」はシンハラ王朝・石刻技術の集大成だと言われています。

パラークラマ・サムドゥラ Parakrama Samudra

12世紀にパラークラマバーフ一世によって造られた貯水湖。「Eramudu wewa」を中心に、「Dumbutula wewa」とアヌラーダプラ時代に造られた「Topa wewa」は水路で結ばれ、その総面積は22.6平方キロメートルにも及びます。

スリランカは、北部から中部にかけて国土の約7割がドライゾーンに属し、アヌラーダプラ時代から、多くの「wewa」と呼ばれる貯水湖や貯水池が築かれ水源とされてきました。ポロンナルワもその例外ではなく、灌漑施設の充実こそが水田稲作を可能にし、都市を発展させ安定させる唯一の方法でした。パラークラマバーフ一世は、まさしく自身の名言「人々の役に立つことなくしては、一滴の雨水も無駄にしてはならない -Not even a drop of water from the rain must flow into the ocean without being made useful to mankind- 」を有言実行、多くの水路や貯水湖を造り、そして補修しました。

その他見どころ

「ランコトゥ・ヴィハーラ」

ポロンナルワ最大のダーガバ、尖塔は金泊で覆われていました

「キリ・ヴィハーラ Kiri Vihara」

未修復では一番保存状態がよいとされるダーガバ
目映いほどの乳白色に輝いていたと言われています

「宮殿跡 Royal Palace」

パラークラマバーフ一世王宮殿は、7階建ての建造物でした

「シヴァ・デーワーラヤ No.1 Shiva Devale No.1」

14ヶ所あるヒンドゥー遺跡の一つ、南インド系王朝によって建てられました

Ads by Google